たった2つだけ!マシニングが旋盤と大きく違うところ

それぞれどっちかしか触ったことしかない人には、もう片方の機械のことをなんとなくどういうものか分かるけど

結局何が違っているの?と疑問に持っている人もいるだろう。漠然とイメージしている違いをここではっきりとした

認識に変えていこう。

細かい性能の違いなどは省き、決定的な違うところをシンプルにまとめて分かりやすくしてみよう。
旋盤を理解した後に、それに対してマシニングがどう違うかという順で紹介してみます。

まず主軸に削りたいものを取り付ける

刃物台にバイトを取り付ける

機械に向かって左右手前奥に刃物台を動かせる(イラストは汎用旋盤)

主軸が回転し

刃物台についた刃物の先端を回転物に接触させ

表面をめくるように削る

これが旋盤の機械自体の仕組みです。

まずはこの主軸と刃物台の動く方向を頭に入れておきましょう。

主軸について

旋盤の場合、主軸には

削りたいものを取り付けます。

つまり削られる側が回転するということです。

動く方向について

旋盤の場合、刃物台が動く方向は4種類です。

左、右、手前(下)、奥(上)、

手前や下、奥や上というのは悪魔でも作業者が機械の前に立ったときに

感覚的に近い言い方で表現しているにすぎません。

確実に言えることは、十字方向に4種類あることです。

それが機械の種類によって機械に向かって立ったときに手前に動いているように見えたり、下に動いて見えたりします。

が、必ず十字方向です。

対してマシニングの構造を見てみましょう。

向かって正面にテーブルがあり、

その真上に主軸という位置関係になってます。

テーブルは旋盤の刃物台のように左右手前奥に動かすことができます。

主軸があり、それに対して左右手前奥に動くものがある

という点で旋盤と同じです。

しかし、旋盤と大きく違う要素が2つあります。

旋盤と大きく違う要素

それは、

①主軸が上下に動くこと

②削りたいものを主軸ではなく、テーブルに固定すること

です。

それぞれを具体的に見てみましょう。

主軸の動き

主軸が上下に動くとは

動く方向の種類が1つ増えるということ

旋盤では

刃物台が左右に、そして手前奥

この2種類の動きがある。

マシニングセンタは、

テーブルが左右に、そして手前奥に、

さらに主軸が上下

この3種類の動きがある。

被削物の位置

主軸が回転するのは旋盤と同じだが

マシニングセンタの場合は主軸に刃物を取り付ける

そして削りたいものはテーブルに固定し、

刃物が回転して削ります。

マシニングが旋盤と違う要素

①主軸が上下に動く

②削りたいものを主軸ではなくテーブルに固定する

知っている人にとっては当たり前なことですが、

まだ馴染みがなく勉強中の方はぜひ、この2つを頭に入れていただいて

機械を見てみてください。

各部の位置関係や数など種類によって様々な形状をしている工作機械でも

この2つがわかっていればすぐに旋盤かマシニングか見分けられるでしょう。